不況時代の「利益の創り方」実務講座

重点講義内容

2008年は「100年に一度」とも言われる世界的不況に見舞われました。
米国の金融危機を発端とした世界同時不況は、
日本国内でも多くの企業において経営環境の急激な悪化を招いています。
そんな不況時代に打ち勝つための「利益体質改善」実務講座です。

 

本セミナーでは、今後企業再生を戦略的に進めていく上での収益モデル面・コスト削減面での
改革アプローチについて解説いたします。

講義テーマは、「不況時代。それでも、利益は創れる。」新しい利益の創り方を学びます。

 

具体的には、サプライチェーン改革により
日本市場で4年間に1,000億円以上のコスト削減効果を上げたコカ・コーラ。
その中核会社の財務責任者として、全体最適評価モデル、リターン分配モデルの構築、
運用を主導した古谷文太氏に「コスト削減して利益率をアップする施策」を解説していただきます。

 

また、リクルートで新規事業開発、マーケティング戦略、新商品開発の実務に 15年間従事された
板橋悟氏には「プロフィットモデル転換して利益率をアップする施策」を解説していただきます。

こんな人に最適です。

既存事業のコスト削減をしたい人 / サプライチェーン改善をしたい人 /
成功している会社の「コスト削減法」を知りたい人 / 既存事業の収益率を高めたい人 /
自社商品を「儲かる商品」にしたい人 / 成功している会社の「儲けの構造」を知りたい人

 

<第一部> なぜコカ・コーラは世界中で成功するのか 【13:00〜14:55】

(株)百家堂 代表取締役社長 企業財務コンサルタント
元コカ・コーラナショナルビバレッジ(株) 財務担当執行役員 古谷 文太 氏

 

1.コカ・コーラのビジネスモデル

  1. 成功の秘密−製造フランチャイズモデル
  2. 「世界一厳しい」マーケット、日本
  3. 日本発のビジネスモデル変革
  4. 資本の枠を超えた全体最適戦略

2.コカ・コーラが実現した全体最適戦略

  1. 1,000億円以上のコスト削減効果を実現
  2. 「ザ・ゴール」が描かなかった限界と挑戦
  3. 全体最適を実現する5つの条件
  4. 将来の儲けを最大化する「損得学」とは
  5. 不確実な将来を読む方法

3.ケーススタディ−全体最適メソッドを身につける

  1. 仮定条件に惑わされない
  2. リスクに惑わされない
  3. 予算に惑わされない
  4. 会計数値に惑わされない
  5. 過去の事象に惑わされない

4.実務で使える「損得学」フレームワーク


 

 

 

 

<第二部> 事業の収益率を高める3W1Hプロフィット戦略 【15:05〜17:00】

エクスアールコンサルティング(株) 代表取締役・CEO
インディペンデント・ビジネスプロデューサー 板橋 悟 氏

 

1.利益を「必然的」に生み出す3W1Hプロフィットモデル

  1. 3W1Hプロフィット(利益)モデルとは何か?
  2. 「儲けの構造」を分解してみる
  3. アップル、リクルートは、なぜ利益率が高いのか?
  4. ヒト×モノ×カネの流れ(3W1H)を「見える化」する

2.マーケティングだけでは、利益は生まれない

  1. マーケティングの4Pは古い概念?
  2. 商品設計の次は、収益設計(プロフィット・デザイン)
  3. 製品を「儲かる商品」にする方法
  4. iPodの成功モデルから学ぶ

3.自社の利益を改善するプロフィット変換

  1. プロフィット3W1Hダイアグラム
  2. ケーススタディ事例紹介
  3. 収益改善ヒントは異業種・異業界にあり
  4. アナロジー発想で考える

4.実務で使える「3W1H」フレームワーク

  1. 学習メディアとしての日経新聞3W1H活用術
  2. 誰が誰に、何をいくらで
  3. 5W1H視点と3W1H視点

 

 

 

 

<質疑応答&懇親会> 【17:00〜18:00】

※17:00〜は、軽い飲食を交えた懇親会形式です。


日時 2009年217日(木) 午後1時〜6時
会場 SSK セミナールーム 東京都港区西新橋2-1-1 興和西新橋ビル11F
受講費

1名につき 36,750円(懇親会・書籍代・消費税込)

主催 新社会システム総合研究所
 
詳細&お申し込み

講師

古谷 文太(ふるや ぶんた

(株)百家堂 代表取締役社長 企業財務コンサルタント
元コカ・コーラナショナルビバレッジ(株) 財務担当執行役員


企業財務コンサルタント。米国公認会計士。(株)百家堂 代表取締役社長。コカ・コーラナショナルビバレッジ(株)元執行役員財務担当バイスプレジデント。サプライチェーン改革により日本市場で4年間に1,000億円以上のコスト削減効果を上げたコカ・コーラ。その中核会社の財務責任者として、全体最適評価モデル、リターン分配モデルの構築、運用を主導した。早稲田大学ビジネススクールで藤田精一教授から経済性工学の理論を学び、売上高7,000億円の事業改革に経済性評価基準として導入し、成功を収めた。現在は、企業の財務に関するコンサルティングと人材育成を目的として(株)百家堂を設立、経営。コカ・コーラでの成果を元に、経済性の理論を収益性改善活動につなげるフレームワークをまとめ、「リアルプロフィット・エンジニアリング」として提唱している。1965年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。技術経営学修士。

講師

板橋 悟(いたばし さとる)

エクスアールコンサルティング(株) 代表取締役 /インディペンデント・ビジネスプロデューサー

インディペンデント・ビジネスプロデューサー。エクスアールコンサルティング(株)代表取締役・CEO。プロフィットデザイン研究所 所長。1988年 東京工業大学理学部物理学科卒業後、(株)リクルート入社。15年間の在籍中、11回異動(=社内転職)し、人事、システム、MBA留学、営業、制作、新規事業開発、書籍販売、編集、マーケティング、宣伝広報、総務と、「経理・財務部以外」の全職種を経験。1997年(株)メディアファクトリー出向。KIDS教育事業を新規事業として立ち上げる。子ども達が「絵」で直感的に発想する教育メソッドを研究。『ポムダピワールド』CD-ROMで、マルチメディアグランプリ海外優秀賞受賞。この右脳型教育メソッドにリクルートでのビジネス経験を加味し、大人向けの直感的ビジネス思考法「ビジュアルシンキング」「3W1Hリーディング」「ダイアグラム発想法」「アナロジー発想法」を開発。「絵会話」コミュニケーションの有用性を提唱している。2003年独立。現在はビジネスプロデューサーとして、企業の商品企画・新規事業開発、右脳プラス左脳型人材の育成に従事している。得意分野は、IT、出版、マスコミ、広告、教育、会計、飲食。

 

※プロフィール詳細は、コチラ



著書(共訳)

『テキスト・マネジメント―文書データベースからマルチメディアへの展開』 (リックテレコム社)


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 http://ita3.jp